日本には、たくさんの米菓(べいか)、つまり米のお菓子がある。そして煎餅(せんべい)、あられ、おかき、、色んな呼び方の米菓がある。煎餅にも、醤油煎餅、揚げ煎餅、濡れ煎餅、南部煎餅、炭酸煎餅、等の種類がある。奈良公演では、鹿せんべいという、鹿に与える煎餅まである。これらの違いって、一体何だろうか。米菓の原料は、うるち米とモチ米米菓の原料は米だ。ただし、うるち米を使う米菓と、モチ米を使う米菓がある。せん...
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そっくりお菓子 激似菓子 所変われば品変わる記事一覧
有馬温泉の「炭酸せんべい」や、青森県や岩手県の「南部せんべい」などのように、小麦粉から作る煎餅もある。炭酸せんべいも、南部せんべいも、小麦粉を水で練って、それを専用の焼き型に入れて挟んで焼く。そのため、薄いのが小麦せんべいの特徴かも知れない。
満月ポンとは、関西の有名な菓子だ。「ぽんせん」と呼ばれるタイプの菓子で、小麦粉、水、醤油の3つの材料で出来ている。ポンせんべいは、圧力を掛けて焼くタイプのお菓子だ。圧力を掛けると、ほんの十秒ほどで膨らんでいく。米に圧力を掛けて膨らませる「ポン菓子」と同じだと思えばよい。ただポン菓子や煎餅は米菓で、うるち米やモチ米が原料だが、満月ポンは練った小麦粉から作られる。満月ポンの歌 動画
ぼんち揚げとは、うるち米ベースで作られた「揚げ煎餅」だ。ぼんち揚げは大阪で1960年に誕生し、関西を中心に全国で販売している。ぼんち揚げは、硬めの揚げ煎餅で、サクサクと言うより、ガリガリといった食感だ。ぼんち揚げにそっくりなのが、東京の「歌舞伎揚げ」(かぶきあげ)だ。歌舞伎揚げは関東から東日本で売れており、ぼんち揚げと歌舞伎揚げで日本を二分している。因みに歌舞伎揚げは、東京の世田谷で同じ1960年...
乳ボーロ(ちちぼーろ)とは、幼児が大好きな、小さなお菓子だ。乳ボーロと言っても、ピンとくるのは大阪人だけだろう。というのも、京都では衛生ボーロ(えいせいぼーろ)と言う。関東では卵ボーロ(たまごぼーろ)、九州では栄養ボーロなどと呼ぶらしい。ボーロは、ポルトガルから伝わった「南蛮菓子」の一種で、卵、砂糖、片栗粉、小麦粉、牛乳などの、ありふれた材料で作られる。ありふれた材料で作れるので、各地で各メーカー...
「太鼓まんじゅう」は、平べったい円柱形の形をした、焼き饅頭だ。小麦粉と卵と小豆あんで作られた、よくあるタイプの焼き饅頭だ。太鼓まんじゅうの名前の由来は、豊臣秀吉だという。秀吉は関西では、太閤(たいこう)さんと呼ばれ、太閤さんの饅頭がなまって太鼓まんじゅうとなったという。ただ、秀吉といえば千成り瓢箪(せんなりびょうたん)の方が有名だから、ちょっと違和感がある。でんでん太鼓の形に似ているので、太鼓まん...