ゴーヤはなぜ健康に良いのか
更新日:2022/07/31
ゴーヤは、サプリメント化もされている健康野菜だ。
日本では、沖縄県・鹿児島県・宮崎県・熊本県あたりの、暖かい地域で栽培されている。
ゴーヤは、「苦瓜(ニガウリ)」とも呼ばれていて、アメリカでは「bitter melon」としてサプリメントが作られている。
ゴーヤのサプリメントは、ゴーヤを乾燥させて、粉にしたモノを、ただカプセルに詰めただけの代物が多いが、それだけでも十分な成分を含んでいる。
ゴーヤに期待される健康効果
- 糖尿病を予防
- 動脈硬化を予防
- 高血圧を予防
- 胃の健康を保つ
- 疲労回復効果
- 美肌効果
モモルデシン
ゴーヤには、食物繊維やビタミンC、カリウムなどが多く、いかにも肌に良さそうな野菜だ。
ただ、それだけならば、わざわざ苦いゴーヤを食べる必要性は薄い。
ゴーヤの真価は、その苦味の中に含まれる「モモルデシン」だ。
モモルデシンは、体内に吸収されるとサポニンとアミノ酸に分解されるが、これが胃粘膜の保護だとか、血糖値の抑制に働くのだとか。
モモルデシンは肝機能を高め、血圧のコントロールにも役立つ上、血液サラサラ効果があって動脈硬化の予防にも良さそうだという。
また胃液の分泌量を増やし、食欲不振にも良いとか。
暑い沖縄の土地で食べられているだけあって、暑さをしのぐのに最適な野菜と言うことらしい。
沖縄県は、高血圧や糖尿病、動脈硬化などの患者数が少ないことが知られているが、これもゴーヤを常食しているお蔭なのではないかと言われている。
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血糖値を下げる成分 チェランチン、コロソリン酸
ゴーヤに含まれるチェランチンやコロソリン酸といった成分には、血糖値を下げる効果があるそうだ。
チャランチンはすい臓のβ細胞にインスリンを分泌するように働きかけ、血糖値を下げるという報告がある。
チャランチンは、タンパク質の一種だが、血中コレステロール値を下げる働きがあり、また血糖値を上げるグルカゴンに作用して、血糖値を抑制する作用があるという。
一方、コロソリン酸はインスリンのような働きをして血糖値を下げると報告され、「植物インスリン」とも呼ばれている。
コロソリン酸は、空腹時高血糖を下げる機能が報告されており、機能性食品成分として認められている。
コロソリン酸のサプリは、バナバ(オオバナサルスベリ)という東南アジア原産の植物の葉っぱから抽出されたものが作られており、一般にも市販されている。
高血糖サポートのサプリ食品にもよく含まれていて、アメリカのサプリメント会社からも販売されている。
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ゴーヤには、ガン予防効果もあるという報告もあるから、これは常食しないとね。