日清のカップ麺とは
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カップヌードル
カップヌードルは、日清の元祖カップラーメンだ。
カップを開いて熱湯を注ぎ、3分間待つだけで食べられる。
現代日本では、そんなことは、カップ麺の常識も常識だが、1971年にカップヌードルが販売されるまでは、想像だにできなかった食べ方だった。
なにせ、お椀すら必要が無くて、野外でもメンを食べられる。
お湯を注ぐだけで食べられるのは、チキンラーメンも同じなわけだが、チキンラーメンとは全く異なる味付けで、名前もラーメンではなく「ヌードル」だ。
しかも当時の袋めんにはなかった小海老や卵、そして謎肉(ダイスミンチ)といった具材も入っており、当初は「フォークで食べる麺」だった。
その斬新さに発売当初は皆がついて行けず、新しいもの好きだけが買い求めていた。
値段もチキンラーメンの3倍もしたので、家で食べるならチキンラーメンで良かったしね。
ところがテレビで中継していた「あさま山荘事件」で、警察の機動隊がカップヌードルを食べていたことがキッカケで、カップヌードルは急激に売り上げを伸ばした。
そして他のラーメンメーカーも、こぞってカップ麺市場に参入して、それが東南アジアにも広まっていった。
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カップヌードル 動画
カップヌードル 通販
日清どん兵衛とは
日清のカップ麺では、どん兵衛シリーズも外せないだろう。
どん兵衛は、うどんや蕎麦のカップ麺で、和風カップ麺だ。
お湯を注いで4分くらい待って食べるタイプで、お揚げやかき揚げ天ぷらが付いている。
カップヌードルの大ヒットによって、他のメーカーもカップ型のインスタント麺発売したが、どん兵衛ではお椀型のカップ麺になっている。
1976年に発売されたが、この年はカップヌードル発売の5年後で、しかも焼きそばUFOも同じ年に発売されているから、日清食品の開発力にも驚かされる。
10分どん兵衛 動画
どん兵衛 通販
日清ラ王とは
日清のラ王シリーズは、様々な変遷を経てきたブランドだ。
ラ王はインスタント麺ではなく、生麺をレトルトパックで梱包し、湯を注ぐことで食べる形のラーメンとして発売された。
生麺のレトルトパックは当時はまだ珍しく、生麺の保存期間を大幅に伸ばすことに成功した。
同時期に、日清spa王(すぱおう)というスパゲティ版も発売され、インスタント麺とは違った味わいのカップラーメンやカップ入りパスタを提案したわけだ。
本格的な麺料理を、ご家庭で味わえますよというイメージで、価格も高めに設定された。
しかしインスタント麺の開発競争により、生麺に近いインスタント麺が開発され始めた結果、生麺タイプのラ王は販売を終了し、インスタント麺を使った二代目ラ王に変わった。
その結果、袋めんタイプのラ王も販売されるようになり、初代ラ王を知っているものとしては、なんか微妙なブランドになっちゃったね。
因みにspa王の方は、一時インスタント麺になっていたが、また生麺タイプに戻ったようだ。
日清ラ王 通販