セミセルフレジが広まったわけ

無人レジは、日本でも最近あちこちで見られるようになった。

 

ただし多くは、フル・セルフチェックレジではなく、セミセルフと呼ばれるタイプの無人レジだ。

 

セミセルフレジは、商品のレジ打ちは店員さんがやって、代金だけ機械で支払う仕組みだ。

 

ドンキホーテなども、このタイプのセルフレジを採用しているね。

 

2010年に、このセミセルフ方式のシステムを、レジメーカーとしては後発のTERAOKA(寺岡精工)が開発して、シェアを伸ばした。

 

TERAOKAのセミセルフシステムでは、自社のPOSレジだけで無く、東芝テックや富士通フロンテックなどの他社レジに接続できる仕様になっていた。

 

そのため、レジを入れ替えずとも決済システムだけ導入できたのだ。

 

寺岡精工は、もともと計量器のメーカーで、肉とか総菜などを量り売りする機器や、水の供給機器をスーパーに販売していたため、POSレジが導入されていないスーパーにも、広く食い込むことが出来たらしい。

 

セミセルフレジ 紹介動画(TERAOKA)

 

TERAOKAの成功を目の当たりにした東芝テックや富士通フロンテックなどの日本のレジメーカーも、2013年からセミセルフレジのシステムを販売し始めた。

 

それで一気に日本のスーパに、セミセルフレジシステムが増えたワケだね。


2000年代前半から、様々な形で導入が図られたフルセルフレジ。

 

しかしどうも日本の狭いスーパーには、フル仕様のセルフレジは合わなかったのかも知れない。

 

フルセルフレジは、チェッカーさん(レジ係)が商品のバーコードをスキャンしてレジに打ち込む代わりに、お客さんが自分でスキャンを行って、支払いも機械で行う。

 

そのため、システム自体がデカくなってしまって、えらく場所を取る。

 

アメリカの馬鹿でかいスーパーなら、それでもいいのだろうけど、日本のスーパーでは、そうもいかない。

 

広いスーパーでも、昼前や夕方は、お客さんでいっぱいだから、場所を取る無人レジをたくさん置けない。

 

もちろん昔からある手狭な日本の食品スーパーも多いから、こういう店舗にはフルセルフレジは設置しにくいし。

 

おまけに、2008年のリーマンショックで長らく不景気が続いたため、簡単に人を安く集められたということもあった。

 

そういう状況や環境だったため、日本ではセルフレジ・無人レジが、普及しなかったと言うことらしい。

 

しかしそれでもやはり昼前や夕方のお客さんが多い時間帯では、レジに長い行列が出来たから、代金の支払いという決済部分だけ切り離したセミセルフレジが普及し始めたって事らしい。

 

さらに、海外からの来日客も増え、ビットコインなどの仮想通貨も利用されるようになったことも、セミセルフレジ導入を後押ししている。

 

決済手段が多岐にわたり複雑化すると、アルバイトやパートにはもはや手に負えないので、お客さん自らで支払い方を選べる代金支払機(精算機)が、どうしても必要になってきたって事かも知れないね。

 

セミセルフレジ(東芝テック製?)

 

これはグローリーなどの自動釣銭器を流用したモデルかな。

 

今はもっと小さなスタンドアローンタイプの方が、主流かも知れない。

 

レジの2倍くらいの数の精算機を置いて、空いてる機械を使うという感じだ。

 

 

 

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