ナショナルブランド、プライベートブランド

ナショナルブランド、プライベートブランド

プライベートブランドとは

スーパーに並んでいる商品には、ナショナルブランド(NB)と、プライベートブランド(PB)がある。

 

ナショナルブランドというのは、たとえば「日清食品のカップヌードル」だとか「ハウス食品のバーモントカレー」だとか、「コカコーラ」「味の素の餃子」などといった、全国規模で展開している商品のブランドだ。

 

テレビでもCMが流れているような商品で、日本のスーパーならたいてい並んでいる。

 

大量生産品なので、品質も同じで、信頼性もそれなりにある。

 

それに対して、プライベートブランドというのは、スーパーや小売チェーン独自で企画開発して、自己責任で販売している商品のことだ。

 

たとえばイオン系スーパーに置いてある「トップバリュ」というブランドだとか、イトーヨーカドーやセブンイレブンにある「セブンプレミアム」などというのが、プライベートブランドだ。

 

もともと、大きなチェーン・スーパーでは、発注数量が非常に多いため、特別仕様の商品を企画して発注していたたとえば創業○○周年記念などと題して、500グラムの商品を50グラム増量で作って、それを納入させるということができた。

 

大手スーパーや準大手スーパーであれば、とんでもない大量の発注になるため、こういう特装品を生産しても割に合った。

 

納入数量が少ない中小スーパー相手では、こういうことは増加コストを吸収出来ないので、言ってみればお得意様待遇の措置だ。

 

これらはまだ、ナショナルブランドの製品を、スーパー向けにカスタマイズしただけのモノだが、さらにスーパーが独自に企画して建てたのが、プライベート・ブランド(PB)と言うことになる。

 

プライベートブランドでは、メーカーの生産ラインを借りて商品を生産し、それを自社店舗で売る。

 


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安かろう悪かろう

プライベートブランド商品が、世の中に出回り始めたのは、1960年頃からだという。

 

ダイエーなどのスーパーが、ナショナルブランドと比べて、かなり割安の自社ブランド商品を作り、それを売りにすることで、他のスーパーとの差別化を図った。

 

当時、安売りで日の出の勢いだったダイエーは、メーカーと価格交渉して商品を安く仕入れるより、自社開発で自社生産をした方が、価格訴求力を持てると考えたらしい。

 

そこで生産設備に余裕があるメーカーなどに、「キャプテン・クック」というの商品を作ってもらい、それをダイエーの店舗だけで販売した。

 

だから当時のダイエーのチラシには、特売品に「キャプテン・クック」の商品が、たくさん載っていて「安さ」をアピールしていた。

 

ただしパッケージはみんなオレンジ色で、あまり上等な商品には見えなかった。

 

というのも当時のプライベートブランドは、質より低価格を売りにしていたし、ナショナルブランドの商品と比べると、品質もパッケージも2ランクくらい下だった。

 

カラフルなパッケージのナショナルブランドに対し、プライベートブランドのパッケージは、ダサいデザインと、ダサい色使いのモノが多くて、なぜこんなヒドいのか不思議なくらいだった。

 

と言うのも当時のプライベートブランドは、商品開発力がまだまだだったし、生産を依頼する中小メーカーの生産技術もまだまだだったからだ。

 

プライベートブランドの商品力は、ナショナルブランドの商品には遥かに及ばず、そのため「安かろう悪かろう」という時代が長く続いた。

 


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