タンパク質の質が、なぜ重要か

我々の肉体は、タンパク質と脂肪と水分でできている。

 

そしてタンパク質は、アミノ酸という成分が数十個連結してできている。

 

アミノ酸の組み合わせによって、様々なタンパク質が作られ、筋肉になったり、皮膚になったり、内臓になったりする。

 

皮膚を作っているのは、コラーゲンというタンパク質だ。

 

また骨も実はコラーゲンタンパク質が骨格を作っており、そこにリンやカルシウムがはめ込まれる。

 

なのでタンパク質が不足すると、骨も弱くなってしまう。

 

さらに免疫力の主力も、タンパク質だ。

 

病原菌やウイルスが体内に侵入したとき、免疫グロブリンという物質が迎え撃つのだが、実はこの免疫グロブリンは、Y字型をした巨大なタンパク質なのだ。

 

そのため、タンパク質が不足すると、免疫力も落ちてしまう。

 

免疫グロブリンには寿命があって、一週間くらいで壊れてしまうタイプのグロブリンもある。

 

つまり一週間ロクなタンパク質を取れないと、一気に風邪を引きやすくなり、治るのも遅くなる。

 

病気に対抗するための武器がタンパク質でできているので、タンパク質が不足していると、武器がなくなってやられてしまうわけだ。



必須アミノ酸の覚え方は、「トロリーバス不明」なんて言うが、それ以外にも様々なアミノ酸(αアミノ酸)がある。

 

また犬猫や魚などでは、人間の9種類のアミノ酸に加えて、アルギニンやタウリンも、必須アミノ酸になっている。

 

タウリンは、αアミノ酸ではないが、非常に近い働きをしている。

アミノ酸の色々

必須アミノ酸 準・必須アミノ酸 その他のαアミノ酸
人間の身体に絶対必要なタイプのアミノ酸 体内で合成できるが、足りなくなりやすいアミノ酸 体内で合成できるし、不足しにくいアミノ酸
トリプトファン、ロイシン、リジン、バリン、トレオニン(スレオニン)、フェニルアラニン、メチオニン、イソロイシン、ヒスチジン(※) アルギニン(※)、グルタミン、システイン、チロシン アスパラギン、アスパラギン酸、アラニン、グリシン、グルタミン酸、セリン、プロリン、タウリン(※)
※ヒスチジンは成長期に必須 ※アルギニンは、犬猫や魚では必須アミノ酸 ※タウリンは厳密にはαアミノ酸ではないが、犬猫や魚などでは必須の栄養素
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