日本の家庭で食べられている中華料理の殆どは、町中華(まちちゅうか)と呼ばれる中華料理店のメニューだ。町中華とは、普通の町にある中華料理店で、夫婦だけでやっているお店も多いし、手広く展開しているお店もある。横浜南京街や神戸の南京町にある様な本格的中国料理ではなく、チャーハンや餃子、醤油ラーメンや酢豚などを手軽に味わえる飲食店だ。町中華は、どういうわけだか日本全国各地にあり、恐らく今の日本人にとっては...
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中華料理の人気メニューの謎記事一覧
町中華(まちちゅうか)とは、昭和の時代からある街の中華料理店の料理のことだ。ラーメン、チャーハン、餃子、鶏の唐揚げ、天津飯、酢豚、といった、日本の中華料理でおなじみのメニューを出す個人経営の小さな中華料理屋だ。町中華のメニューは今や普通の家庭で作って食べれるように、レトルトの調味料もたくさんでていて、本格的な味の一端を再現できるように放っている。ところが、どうしても町中華の味の再現が難しいメニュー...
餃子と焼売は、挽肉を小麦粉で作った皮で包んだ料理だ。それなのに、餃子と焼売の人気や扱いは、かなり違う。たとえば餃子は家庭で作ることも多いが、焼売を作る家庭は少数派だろう。さらにワンタンも挽肉を小麦粉の皮で包んだものだが、一体何が違うのか。似たような材料を、似たような感じで作っているだけのように見えるが、違いは何か。違いが無くて形状の違いだけだったら、餃子の餡を焼売の皮で作れば焼売になるのか。餃子の...
焼売も、日本ではもうおなじみの中国料理となった。焼売は、豚肉のミンチと白菜やタマネギなどを混ぜた具材を、小麦粉で作った皮で包んで蒸し上げる。ただ焼売は、餃子のように家庭で作る事は少なくて、半製品を買ってきて家で蒸したりレンジで温めるのが普通だ。因みにこの焼売、シウマイと読んだりシューマイと読んだりもする。元が中国料理の点心だから、地方によって読み方が違うと言うことらしい。
中華丼や天津飯、エビチリや冷やし中華は、日本発祥の中華料理だという。中華丼や天津飯は、中華料理店のまかない料理が発祥だと言われているが、ハッキリしたことはよく分かっていない。ただ、昭和初頭にはもう、食べ物雑誌や文豪達のエッセイに中華丼は登場している。それによると、浅草にある「来々軒(らいらいけん)」のメニューに、中華丼や天津飯が載っていたらしい。浅草の来々軒と言えば、東京ラーメンと呼ばれる醤油ラー...
中華料理に使われる中華鍋も、謎を秘めた存在だ。日本料理でも西欧料理でも、様々な大きさや形の鍋があり、用途も様々だ。フライパンあり、ミルクパンあり、煮込み用の大鍋もあり、ソースを作るためのソースパンもある。なのに中華料理と来たら、上湯を作る大きな寸胴鍋こそあるが、炒める・揚げる・煮る・焼くなど、多くの調理を中華鍋一つで行う。蒸し料理ですらも、中華鍋でお湯を沸かして、その上にせいろを何段も積み上げて蒸...