カルビ、ハラミ、サガリって何?
更新日:2019/08/26
カルビ、ハラミ、サガリと言えば、焼き肉の人気メニューだ。
並カルビ、上カルビ、骨付きカルビなど、様々なカルビがある。
でもカルビって、何のどこの肉なのか? カルビって何の意味?
実は焼き肉は、別名「コリアン・バーベキュー」と呼ばれる韓国料理で、カルビは「牛バラ肉」を意味する韓国語(ハングル)だ。
バラ肉は、「あばら骨に付いている肉」のことで、赤身と脂身が層になっており「三枚肉」とも呼ばれる。
一方、ハラミやサガリは、牛の横隔膜筋のことで、内臓肉に分類される。
ということで、このページでは、カルビについてまとめる。
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バラ肉の色々
バラ肉は、あばら骨に付いた肉のことだが、大まかに分けると「肩バラ」と「友バラ」に分けられる。
肩バラは前足の内側や胸のあたりの肉で、前バラとか三角バラなどと言った部位に分かれる。
友バラ(トモバラ)は下腹部分のバラ肉で、外バラと内バラに分かれる。
外バラは赤身肉と脂身が層になっていて三枚肉と呼ばれる。
中落ちカルビやカイノミは、中バラの一部になる。
一方、英語ではバラ肉は「ショートリブ(Short Rib)」と呼ぶ。
因みに「スペアリブ(spareribs)」は豚の三枚肉で、「ブリスケット(Brisket)」は、日本で言う「肩バラ」のことだ。
アメリカでは、スモークしたブリスケットが、バーベキューで好まれるようだ。
スモークブリスケット 動画
ブリスケット(肩バラ)は脂身が少なくて味が良いので、焼き肉では「特選カルビ」「極上カルビ」と呼ばれたりする。
一方、我々が普通にバラ肉と呼ぶのは「トモバラ」とか「ショートプレート」と呼ばれる、もうちょっと腹側の部分になる。
ショートプレートは脂肪分が多いため、赤身肉を好むアメリカでは捨てられたりする部分だったらしい。
しかし日本の吉野屋が牛丼用に大量に輸入しはじめ、三枚肉を好むアジア諸国からの引き合いも増えたため、生産量が増えたらしい。