クリームシチューは、日本で出来た料理メニュー
更新日:2019/08/12
クリームシチューは、鶏肉(あるいは豚肉)と、人参、ジャガイモ、タマネギなどの野菜を、牛乳やクリームで煮込んだ料理だ。
このクリームシチュー、実は日本料理らしい。
Wikipedia英語版のCream stewのページには、Place of origin : Japan(日本発祥)と載っているので、本当っぽい。
因みに日本でシチューと言えば、ビーフシチューとクリームシチューくらいしか思いつかないが、英語でシチューと言えば、煮込み料理全般を指す言葉で、様々な種類がある様だ。
そのため、日本の肉じゃがや味噌煮込みも、カレーもポトフもシチューってことになるらしい。
一方、肉片と根菜などを一緒に長時間煮込んだ料理は、「ラグー」と呼ばれる。
ラグーの定義は、Wikipedia英語版によると、肉と様々な野菜をスパイスを使って低温で長時間煮て作ったシチュー(煮込み料理)ということらしい。
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クリームシチューは、アイリッシュシチュー
世界には様々なラグー(シチュー)があって、材料や作り方は国や地域によって様々だ。
ラグーの材料は、肉と野菜とスパイスやハーブで、肉とタマネギ、ニンジン、豆類、ジャガイモ、トマトから数種類組み合わせて煮込んでおれば、ラグーと呼んで良いらしい。
そしてクリームシチューの源流とされているのが、アイルランドの家庭料理のアイリッシュシチューだ。
アイルランドでは、羊肉(マトン)とジャガイモとタマネギとハーブを煮込む家庭料理があって、家によってはニンジンを入れたり、牛乳で煮たりするようだ。
シチューは、イギリス海軍との交流の中でカレーと共に日本に紹介されたモノらしく、その時にアイリッシュシチューも伝わった可能性がある。
アイルランドはイギリスの大ブリテン島の西にある島国だから、イギリス料理の一つとしてアイリッシュシチューも日本に伝わったのかもね。
しかし牛乳やクリームで煮込むシチューが欧米にないって言うのは、ちょっと意外。