シュトレン ドイツのクリスマス定番の菓子パン
更新日:2019/11/26
シュトレン(シュトーレン)は、ドイツやオランダの菓子パンだ。
レーズン、アーモンド、マジパン、ドライフルーツなどと、バターをたっぷりとパン生地に練り込み、酵母で発酵させた後に焼いて、粉砂糖をたっぷりと振りかける。
クリスマス前には、粉砂糖をたくさん振りかけたシュトレンを薄く切って食べるのが、習わしだという。
クリスマスのシュトレンは、クリスマスのおよそ一ヶ月前に作り、それを毎週少しずつ食べていく。
これは「アドベント」と呼ばれる期間の習わしで、ローマカトリックやプロテスタントなどの、キリスト教西方教会の年中行事の一つらしい。
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アドベントは、クリスマスを待つイベント
キリスト教のローマカトリックや、西欧プロテスタント教会では、11月末前後の日曜日からクリスマスまでを、アドベント期間と呼ぶ。
アドベントとは「到来」という意味で、キリストの到来を待ち望む数週間のことだという。
クリスマスから逆算して4回目の日曜日が第1アドベント、次の日曜日が第2アドベント、そして第3アドベント、第4アドベントとなり、第4アドベントが過ぎたら、クリスマスになるという具合らしい。
アドベント期間には、さまざまな形で、クリスマスを楽しみに待つイベントを行う。
たとえばアドベントリースという常緑樹の葉で作った輪っかにロウソクを4本立てて、毎週1本ずつ火をともしていく。
また、アドベントカレンダーも作られる。
アドベントカレンダー
アドベントカレンダーは、クリスマスまでの24日分のポケットがあるカレンダーだ。
このポケット一つ一つに、様々なプレゼント(お菓子など)を入れる。
子供達は、毎日そのポケットからプレゼントを取りだして食べ、クリスマスを指折り待つ。
シュトレンも、アドベントカレンダーのように少しずつ食べていくのが、ドイツやオランダのキリスト教徒達の習わしらしい。