イチゴのショートケーキは、ケーキと言えば最初に思い浮かぶケーキだろう。スポンジ生地に、白いホイップクリームでデコレーションが施され、真っ赤なイチゴがのっかっているケーキ。スポンジ生地の材料は、小麦粉・鶏卵・砂糖・バター・バニラエッセンスだけ、デコレーションも生クリームと砂糖とイチゴだけ。非常にシンプルで、日本中のケーキ屋さんには必ずといって並んでいるはずだ。ところがこのスポンジタイプのイチゴのショ...
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人気のケーキの秘密記事一覧
ミルクレープも、日本発祥のケーキの一つだ。薄いクレープとクリームを幾重にも積み重ねて、地層のようにしたケーキだ。フランスの洋菓子に「ミルフィーユ」というのがあるが、「ミル」とは「千」のことで、「たくさんの」と言う意味だ。つまりクレープをたくさん使ったケーキが、ミルクレープって事だね。こういう風にスポンジ生地とクリームなどを交互に積み重ねたケーキのことを、レイヤードケーキと呼ぶ。因みに日本式のショー...
ニューヨークチーズケーキは、ベイクドチーズケーキの一種だ。ニューヨークチーズケーキは、ケーキ型に土台に砕いたクラッカーやビスケットを敷きつめ、そこに生地を流し込む。オーブン皿に水を張って、湯煎しながらオーブンで焼くのも特徴の一つだ。材料としては、クリームチーズ、サワークリーム、無塩バター、鶏卵、クラッカー、グラニュー糖、レモン汁、バニラビーンズが使われる。ベイクドチーズケーキは、きつね色になるまで...
チーズスフレ(スフレチーズケーキ)は、ふんわり感が特徴のチーズケーキだ。チーズスフレのふんわり感の元は、卵白で作ったメレンゲだ。このチーズスフレ、近年日本ではメジャーになった感があるが、日本発祥のチーズケーキだと言われている。英語では、ジャパニーズ・チーズケーキと呼ばれることもあるらしい。ただしチーズスフレと呼ばれるのは、ケーキに限らない。
レアチーズケーキは、クリームチーズやリコッタチーズなどの柔らかめのチーズと、牛乳や生クリームに砂糖などを混ぜて固めたケーキだ。砕いたビスケットなどのクラスト生地を土台にして、フィリング(詰め物・生地)をゼラチンやレモン汁で固める。ヨーグルトを使ったり、イチゴなどのフルーツを乗せたり、様々なバリエーションが作れる。レアチーズケーキは、全く「焼かないタイプのチーズケーキ」で、日本独特のケーキらしい。そ...
ドゥーブル・フロマージュとは、2種類のチーズを使ったチーズケーキだ。ドゥーブルはDouble、フロマージュ(Fromage)はフランス語で「チーズ」を意味していて、簡単に言うと「ダブル・チーズ」って事だね。ベイクドチーズケーキを焼いた上に、レアチーズを流し込んで冷やし固め、全体をマスカルポーネチーズで作ったムースを塗る。その上からケーキを粉にして作った「そぼろ(ケーキクラム)」を振りかける。このケ...
バスクチーズケーキ・バスチーは、スペインのバスク地方のレストランで人気のベイクドチーズケーキだ。見た目は、焼きすぎて黒焦げになったようなケーキで、ギョッとする。英語表記では、「バスク・バーント・チーズケーキ(Basque burnt cheesecake)」で、バーントというのは「よく焼いた、真っ黒焦げの」という意味だから、バスク風の黒く焦げたチーズケーキということだろう。バスク地方は、ミシュラン...
シフォンケーキ(Chiffon cake)は、アメリカのハリー・ベーカー氏が20世紀前半に考案したケーキだ。絹のシフォン生地のように軽いという意味合いで、シフォンケーキと名付けられた。シフォンケーキは、卵白を泡立てて作るエンジェルフードケーキを元に作られたケーキだ。ただ、ハリーベーカーは、歳をとるまでレシピを公開しなかったため、長らく作り方は謎だった。シフォンケーキのレシピが企業に譲渡されて初めて...
エンジェルフードケーキとは、卵白ベースの白いケーキだ。シフォンケーキの元となったケーキで、日本では馴染みのないケーキだ。シフォンケーキを作るときに使う、シフォン型は、もともとエンジェルフードケーキを作るための型で、元はエンジェルフード型と呼ばれていたらしい。日本でシフォンケーキが人気化した結果、近年また見直されて、様々なエンジェルフードケーキが作られている。
スイスロールは、昔懐かしい「昭和のロールケーキ」だ。最近のロールケーキは、たいていホイップクリームたっぷりだ。しかしスイスロールは、クリームは薄く塗って巻いてあるだけだ。バタークリームだったり、イチゴジャムを使ったスイスロールもあったように記憶している。簡単に言うと、2センチ弱くらいの厚さのカステラ生地に、クリームやジャムを塗って巻いたという感じだな。因みにこのスイスロール、現代のスイスにはないも...
ズコットケーキは、イタリアのフィレンツェで生まれた兜型のケーキだ。スポンジ生地を作り、それを帯状に切って、ズコット(西洋兜・頭巾)型にはりつけ、そこにホイップクリームやアイスクリームなどを詰めて作る。16世紀のルネサンスの頃に出来たケーキだが、当時のイタリアでは、アイスクリームを作る技術が誕生していた。でも電気冷蔵庫もない時代に、どうやってアイスクリームを作るんだろう。実は当時のイタリアでは、硝石...
ザッハトルテは、オーストリアのウイーンにあるホテル「ザッハー」のチョコレートケーキだ。造ったのはフランツ・ザッハーで、ザッハーの創ったトルテ(菓子)ということで、ザッハートルテと呼ぶ。チョコレート入りのバターケーキを焼いて、表面に杏ジャムを塗り、その上にフォンダンチョコの膜を貼る。ザッハトルテはチョコレートケーキの古典の一つであるが、チョコレートケーキの王様とも呼ばれる。このザッハトルテは1832...
スーパーのスイーツコーナーには、様々なケーキが並んでいる。規模の小さな食品スーパーでも、5種類以上のショートケーキが並んでいたりする。季節ごとに、様々な新しいケーキが登場し、しかも値段はお手軽のスーパー価格。しかしなぜそんなことができるのか、考えてみれば不思議だ。というのもケーキ作りは、シンプルなショートケーキでも、ホントに手間がかかる。だから人手不足の昨今、そんなに安い値段では作れないはずだから...
近年、冷凍ケーキやフローズンスイーツが、かなり普及した。冷凍ケーキは衛生管理されたケーキ工場で作られているケーキで、スーパーやコンビニ、ドラッグストアといった、数量が必要な小売店で売られている。といっても冷凍したままで売っているところは少なく、冷蔵庫で解凍された状態で売っている。そのため、それが冷凍ケーキだと知らずに買っている人も多いかも知れない。しかしスーパーやコンビニに並んでいるケーキの多くが...
モンテールは、エクレア、ロールケーキ、ワッフルなどの「チルドデザート」の洋菓子メーカーだ。「小さな洋菓子店モンテール」というブランドで、スーパーやドラッグストアでスイーツを販売している。モンテールという社名は、フランス語で「宝石職人」という意味だそうで、宝石のようなお菓子を作るメーカーということかな。因みに、小さな洋菓子店モンテールと言っても、実際にはお店はない。工場で作ったシュークリームやロール...