よくわからない原材料を調べて見る
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原材料表示には、いろんな材料が載っている。
ちくわなどの魚の加工品なら、使われている魚の種類も載っているが、その他に様々な材料が載っている。
ただし最近は、読んでもよく分からない材料がたくさん載っていたりして困ってしまう。
今回はそういう原材料を調べて見た。
(随時追加中)
原材料名 | 目的や中身 |
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たんぱく加水分解物とは | 肉や魚などの切れっ端を塩酸で分解したモノ。
加水分解とは、水を加えて分解するという意味。
タンパク質を分解したアミノ酸は、うまみの元になる。
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加工デンプンとは | ジャガイモやトウモロコシの天然デンプンに、化学的な処理を施したモノで、粘りけを出したり泡立ちをよくするために加える材料。
増粘剤(加工デンプン)と表記されることもある |
粒状大豆たん白とは | 大豆タンパクを、肉のような食感に作った材料。
ハンバーグやシュウマイなど、肉加工品のかさを増やすために使われる材料。
粒状植物性たん白も同じ。
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ゼラチンとは | ゼラチンとは、ゼリーを固めるために使う材料で、コラーゲンタンパクの分解物。
豚の皮や魚の皮などから抽出される。
煮こごりが固まっているのもゼラチンのせい |
香辛料とは | 使っている香辛料の重量が、食品重量の2%未満の場合、まとめて「香辛料」と表示される。
2%以上の場合は、配合している香辛料名が記載される。
なのでスパイスの原材料名には、いろんなスパイスが載っている。
七味トウガラシもちゃんと7つの原材料が載っている |
風味油とは | バターやガーリックなどの風味(ふうみ)をつけた油。
業務用で使われる。
パスタを作るときに使ったりする。
焦がし醤油オイルや、トウガラシオイル、エビ油、ネギ油など、様々な風味の油が業務用で販売されている。
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チャツネとは | 野菜や果物などに香辛料を加えて煮詰めた調味料のこと。
ペースト状になっていることが多いが、違う形のモノもある。
インド料理などには欠かせない。
甘いチャツネや辛いチャツネがある。
マンゴーチャツネ.アップルチャツネ.バナナチャツネなどが有名。
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発酵調味料とは | 酒やみりんと似た方法(醸造)で作った調味料。
糖類から作る場合と、米などから作る場合がある。
甘みがあり、アルコールが含まれている。
煮崩れ防止や味の浸透などの調理効果がある。
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異性化糖(いせいかとう)とは | トウモロコシのデンプンなどから作った甘味料。
果糖ブドウ糖液糖とか、ブドウ糖果糖液糖などとも表示される。
果糖の濃度を自由に作れるし、値段も安いので、殆どの炭酸飲料に使われている。
ただし近年は、砂糖依存症の原因になるとして、取り過ぎに注意が必要。
子供がキレる原因にもなる。
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謎の原材料を調べて見た(つづき)
原材料名 | 目的や中身 |
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りんごパルプ、オレンジパルプとは | 果物からジュースなどを絞ったあとの繊維を「パルプ」という。
りんごパルプは林檎の絞りかす、オレンジパルプはオレンジの絞りかす。
食物繊維として使われたり、味をまろやかにするために使われる。
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酵母エキスとは | 酵母・イースト菌の細胞膜を破壊して化学処理して抽出したエキス。
酵母にはタンパク質やアミノ酸に富んでいるため、食品の味が濃くなると言われる。
オーストラリアなどでは、ビール酵母から作った「ベジマイト」を食パンに塗って食べるが、味がかなり強烈らしい。
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トレハロースとは | ブドウ糖が2コつながった形の二糖類。
キノコの甘み成分、昆虫の血糖。
保水力が高い。
デンプンを分解して安価に作れるようになったため、近年は様々な食品や化粧品にどんどん使われ始めた。
甘さは砂糖の45%程度で、上品な甘さだという。
保水力以外にも様々な用途があって、医薬品などへの応用も期待されている |
カゼインNa(ナトリウム)とは | カゼインは牛乳タンパクの主成分で、ナトリウムをくっつけて水に溶けやすくしたのがカゼインナトリウム。
ミルク入り缶コーヒーでは、コーヒーとミルクが分離しやすいので、カゼインナトリウムで乳化して分離を防いでいる。
アイスクリームなどにも使われる。
牛乳アレルギーがある場合、カゼインナトリウムでもアレルギーが起こる可能性がある |
サフラワー油とは | キク科の植物である紅花から採られた油。
つまり紅花油。
紅花はベニバナ色素などの色素の原料として使われる。
リノール酸が多く含まれていて、アレルギーをひどくするのではないかと言うことで、近年は敬遠されている。
ただしリノール酸が少ないタイプの紅花油もある。
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キサンタンガムとは | 食品や化粧品に粘りけを出すために使われる添加物(増粘剤)。
トウモロコシなどのデンプンを細菌で発酵させて作る多糖類。
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とは |