栄養抜群の鶏卵を毎日欠かさず摂るには?
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鶏卵は、1個につき6グラムもタンパク質が摂れる、お手軽食品だ。
タンパク質6グラムと、脂質6グラムが摂れるだけでなく、ビタミンAやビタミンD、ビタミンBも多い。
鉄分や亜鉛分も多く、卵を10個も食べると、1日分の栄養素のほとんどが摂れてしまう計算になる。
しかも炭水化物はほとんど含まれていないから、糖質制限が必要な人にも良い。
鶏卵に含まれていないものとしては、ビタミンCや食物繊維などがあるが、それを除けばほぼ完全食品だと考えることも出来る。
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鶏卵には、ヒヨコ1匹分の栄養素が詰まっている。
一時期、鶏卵にはコレステロールが多いので、食べるのは一日2個以下にすべきという情報も出回っていた。
日本人は卵が大好きで、一日2個以上食べるヒトもたくさんいる。
しかし高コレステロールが国民病になって居ないわけだから、なんか変な情報だ。
案の定、その後の研究で、食事から摂るコレステロール量と体内のコレステロール量には、ほとんど相関性がないことが示されるようになってきた。
つまり、卵をたくさん食べたからと言って、コレステロール値が上昇するわけではないって事だ。
一方、一日3個以上の卵を食べることを勧める離島のお医者さんもいる(MEC食)。
歳をとってヒザが痛い人は、卵を毎日3個以上食べれば良いとの仰せだ。
鶏卵には、一匹のヒヨコが丸々できる分の材料となる栄養素が含まれており、ヒヨコのフサフサの毛になる成分や、軟骨の成分もしっかり詰まっているという考えのようだ。
そんな希有な食品の鶏卵だが、毎日たくさん食べるのは難しい。
そこで重宝するのが「ゆで卵」だ。
ゆで卵を作っておいて、毎食1-2個ずつ食べれば、足りない栄養素をしっかり補ってくれる。
でも、ゆで卵って、作るのが結構面倒だったりするんだよねえ。
フライパンで、ゆで卵を簡単に作る方法
ゆで卵を作る便利な方法として、フライパンで作る方法がある。
近年は、電子レンジで作れる「ゆで卵器」も色々出ているのだが、結構、出来不出来が激しかったりする。
特に半熟卵や、ちょっと緩めの卵などを作るには、条件を揃えるのが難しい。
ところがフライパンで蒸して作ると、予熱で蒸す時間で卵の固さを調整できるのだ。
ということで、フライパンで蒸しゆで卵を作る方法を紹介する。
フライパンゆで卵 作り方その1
フライパンに水を1センチの深さくらい入れて、鶏卵を並べる。
イメージとしては、指の第1関節くらいの深さ。
鶏卵はギュウギュウ詰めでなければ、たくさん入れても良い。
フライパンゆで卵 作り方その2 5分加熱する
卵を入れたフライパンを火にかけて、フタをする。
水が沸騰したら、沸騰を維持するくらいまで火を弱める。
沸騰状態を5分維持する。
キッチンタイマーや、スマホのタイマーを使って、キッチリ5分間、加熱する。
フライパンゆで卵 作り方その3 5分間蒸す
フライパンにフタをして5分間沸騰させたら、火を止めてそのまま蒸らす。
この蒸らし時間で、ゆで卵のゆで加減を調整することが出来る。
固ゆでにするには、10分間程度、蒸らせば良い。
半熟にするには、3分から5分程度蒸らすと良い。
ズッシリ重い鉄のフライパンと、軽いステンレスのフライパンでは、保温力が違うので、色々試してみると良い。
3分蒸したところで1個取り出して割ってみたり、5分蒸したところで1個取り出して割ってみると、比べることが出来る。
フライパンゆで卵 作り方その4
フライパンから卵を取り出して、冷水に入れて冷やす。
高温から冷水に急速に冷やすことで、殻にヒビが入りやすくなる、殻がむきやすくなる。
ここで殻を叩いてヒビを入れても良いし、最初にピンなどで殻に穴を開けて置いても良い。
できあがり!
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ゆで卵の殻がむきにくい理由
ゆで卵の殻がむきにくい時と、むきやすい時がある。
ピンなどで卵の殻に穴を開けておいてから茹でても、やはり上手く剥けなかったりする。
これは一体何が違うのか。
殻がむきやすい時には、殻と卵の薄皮がひっついていて、スルッと剥ける。
一方、殻がむきにくい時は、殻に卵の白身部分が貼り付いて、殻と一緒にはがれる。
殻と薄皮は、どちらもしっかり貼り付いている状態だ。
つまり薄皮と白身部分に隙間が出来ればむきやすくなり、薄皮と白身部分に隙間がないと、むきにくいと言うことになる。
この原因として挙げられているのが、ペーハー(pH)と炭酸ガスだ。
卵は時間が経つにつれて、pHが少しずつ上がっていく。
pHが上がると言うことは、アルカリ度が増していくわけで、それに従って薄皮と白身部分の結合力が弱まっていく。
また茹でている間に、卵白に含まれる炭酸ガスが膨張して、白身と殻がくっついてしまうせいだという説もある。
そのため、茹でる前に卵の殻をちょっと叩いてヒビを入れ、炭酸ガスを逃がせばよいということが書いてあったりする。
ただやっぱりこれでも、むきにくい時があるんだよねえ。
卵がむきにくい時は、まな板などの上で転がしてみるとか、とがった方に穴を開けて、そこに息を思いっ切り吹き込むとか、色んな方法があるので、色々試してみると良い。
どの方法を使うにしても、薄皮と白身の間に空気を入れれば良いわけで、いろいろやってみるしかないかな。