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充填豆腐の賞味期限が長い理由

更新日:

豆腐は、豆が腐ると書くが、実際は腐っているわけではない。

 

しかし賞味期限は短く、三日くらいで賞味期限が切れる。

 

そのためスーパーでは「デイリー食品(和デイリー)」のカテゴリーに入れられていて、毎日商品が配送されてくる。

 

一方、充填豆腐の賞味期限は、普通の豆腐と比べると長くて、2倍以上ある。

 

充填豆腐なら、1週間くらいは問題なく食べれるし、味も別に変わらない。

 

同じ豆腐なのに、なぜ賞味期限が倍以上も違うかというと、これも製法の違いだ。

 

普通の豆腐は、水に数時間漬けた大豆を煮て砕き、豆乳を作ってからニガリを混ぜて固める。

 

固めたあと、絹ごし豆腐の場合は、1丁ずつに切り分けて水にさらす。

 

木綿豆腐の場合は、いったん固まった豆腐をグチャグチャにしてから、再度、木綿を敷いた型枠に入れてから、重しを架けて水抜きをする。

 

そして小分けした豆腐を、人間が手作業でパックに詰めていく。

 

そのあと特に滅菌するわけでもなく、抗菌剤を使うわけでもないため、3~4日もすれば菌が増えたりカビたりするわけだ。


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充填豆腐は、パックしてから滅菌できる

 

一方、充填豆腐の作り方は、普通の豆腐とは異なる。

 

水に漬けた大豆を煮ないで砕いて豆乳を作る。

 

あるいは煮た大豆を砕いて豆乳を作り、それを一旦冷やす。

 

冷やした豆乳にニガリ(凝固剤)を混ぜたモノを、豆腐のパックに詰めてパッキングする。

 

そうしてパックに豆乳とにがりを詰めた状態から、加熱して固めて充填豆腐が出来る。

 

そのため、パック内の細菌数が非常に少なくなった状態で出荷される。

 

カレーなどのレトルトパックなどは、半煮えの食品をパックしてから、圧力容器に入れて加熱殺菌するが、充填豆腐も、それに近い方法で作られているわけだ。

 

レトルトパックと似た方法で作っているんだから、日持ちするのは当たり前だね。

 

ただ、レトルトパックほどしっかりしたパックには詰められていないので、あんまり過信してもいけないが。

 

充填豆腐の作り方 動画

 

最近、絹ごし豆腐は充填で作られているのも増えたね。

 

充填豆腐は安売りされている豆腐も多いが、高い原材料を使えば、それなりに高い豆腐も作られるね。

 

木綿豆腐はさすがに充填豆腐の製法では作れないので、無理だね。

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