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アマゾン・ゴーの革新的な新店舗 成否はどうなる?

更新日:

スーパーに無人レジが導入され初めて、早や20年。

 

レジの省力化は様々な形で進んでいる。

 

一つは、レジに並ぶお客さんの待機列を素早く捌くために、決済部分だけを分離したセミセルフレジ。

 

買い物客がレジで長い列を作る直接の原因は、代金支払い部分に時間がかかってて、ここが律速段階になっていたため、そこを分離して機械化するというソリューション(解決策)だ。

 

もう一つは、ICタグを使ってバスケット丸ごとスキャンして決済する、無人レジタイプ。

 

店内に置く商品全部にICタグを貼り付けて、それを機械で読み取ってチェッカーさんの仕事を代替する。

 

ICタグというのは、電波を当てると信号を出す部品で、それを使って商品情報をバスケットごとガバッと読み取る仕組みだ。

 

どちらも無人化を目指す方向だけれど、レジ自体は外せないと思われていた。

 

ところがそこに異を唱えたのが、アマゾン・ゴー(Amazon GO)という店舗だ。

 

アマゾン・ゴーはネット通販最大手のAmazon.comが、新たに始めたモルタル店舗(実店舗)だが、なんとレジがない。

 

商品チェックも、レジ打ちも無いし、買い物カゴすらない。

 

アマゾン・ゴー店の入り口で、スマホのAmazonGOアプリを立ち上げて、自動改札を通るようにタッチして店内にGO。

 

あとは欲しい商品を手にとって、それを自分の鞄に放り込んでいくだけ。

 

これがアマゾンが提供する、新しいお買い物体験ということらしい。

 

アマゾンゴーの紹介動画


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アマゾン・ゴーには、レジどころか買い物カゴも使わない。

 

それでなぜ買った物が分かるのかというと、店内に無数にカメラを設置して、ずっと撮影しているかららしい。

 

つまりお客さんが入店すると、顔認証システムでどこに居るか識別し、なにを買ったかをドンドン記録していくのだ。

 

お客さんの一挙手一投足を全て画像として記録し、そこから何をどれだけ買ったかを判別する。

 

これには、最先端のAI技術が使われていて、ディープ・ラーニングによって、精度がドンドン上がっていくらしい。

 

アマゾン・ゴーのやり方だと、商品に新たにICタグを付ける必要も無いし、レジもチェッカーさんも不要だ。

 

スーパーから、レジ係をなくせれば、どれくらい人件費が浮くのかはよくわからないが、とにかく固定費はかなり減る。

 

ただ、このビジネスモデルが単独でうまく行くかどうかは、微妙なところだ。

 

Amazonは、アマゾン・ゴーの出店と並行して、自然食品に強いスーパーチェーンの買収や、食品の宅配ビジネスも始めているので、商品の融通や情報共有による相乗効果が見込めるからだ。

 

そしてその背景にあるのが、ピックアップサービスの拡大らしい。

 

ピックアップサービスというのは、簡単に言うと、スマホやPCで、あらかじめ欲しい商品を注文しておくと、スーパーやお店でそれを前もって準備してくれるサービスだ。

 

ピックアップされた商品を取りに行くか、それとも配達してもらうかは、いろいろ選択肢があるようだけれど、アメリカのスーパーや小売店は、ピックアップサービスを充実させている。

 

その大きな理由の一つは、アメリカのスーパーは広すぎるので、商品を探し回るのが大変だと言うことらしい。

 

Amazonの場合は、本やグッズなどを巨大倉庫に収めて、そこからピックアップする作業は、お手の物だから、この面でも優位性があって、おそらく負けは無さそうだね。

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