無人レジ
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近年、無人レジを導入するスーパーや小売店も増えてきた。
無人レジと言っても、完全に無人のレジではなくて、お金を払うところだけ無人というタイプ(セミセルフレジ)が多い。
レジに並んで、チェッカーさん(レジ係)が商品のバーコードをスキャンした後、代金支払機に案内されて、そこで支払いを済ませるというタイプ。
ドンキホーテなんかでも、このタイプの無人レジが導入されてるね。
ただしこれを無人レジと呼ぶのは、ちょっと微妙ではある。
無人レジ導入の第一の目的は「省人化」だが、どれくらい達成されているのかは、ちょっと怪しい。
だってレジ係さんは、ちゃんと居るわけだし、代金支払機のそばには別の店員さんが案内係として付いていたりするし。
ただスーパーが最も忙しい時間帯に、2人制でレジを回していて、代金支払いのところで渋滞することを考えると、少しは省力化になってるかも知れない。
スーパーが最も混む時間帯に併せて従業員を雇うと、どうしてもそれ以外の時間帯が人余りになる。
なので、代金支払いの部分だけ機械化して、省人化を図ったって事なんだろうね。
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無人レジの開発は、90年代から色々行われていた。
IBMなども2000年頃に、無人レジのベンチャー企業を買収して、イメージCMみたいなのを作っていた。
またアメリカの最大手レジメーカーであるNCRも、無人レジを提案し、2000年代前半から導入実験を行っていた。
無人レジの当初の完成イメージとしては、所定のカゴに欲しい商品を入れて、それを機械に入れると、代金を計算してくれて、それをキオスク端末(KIOSK)で支払うというモノった。
ところが商品の代金を機械に読み込む部分がネックで、一々自分で商品のバーコードをスキャンして登録しなくてはならなかった。
これだとお客さんの仕事が増えて面倒だし、お客さんがちゃんと全商品をチェックしたかどうかも監視しないといけない。
なので、無人レジは、有人レジの行列に並ばずに、自分でさっさと支払いを済ませたいお客さん用のレジとして普及した。
こういう感じのレジだね↓
無人レジ セルフチェックレジ(セルフチェックアウト) 動画
そしてシステム自体は完成していたが、2004年時点でアメリカの全POSレジの2%しか導入されていなかった。
こういう風に子供と一緒に、チェック作業するのは、楽しそうだけどね。